14,09,25     高森町

サワフタギ(ハイノキ科) 
 「沢蓋木」 沢沿いに多く見られる落葉低木。名も、沢に蓋をす
るように生い茂るところから。葉はつやがなく、縁には細い鋸歯
がある。花は白色で新しい側枝に総状に咲き、雄しべが糸状に
飛び出てよく目立つ。
 果実はあざやかなルリ色となるところからルリミノウシコロシ
(瑠璃実の牛殺し)の別名を持つ。材が硬く牛の鼻輪に用いたこ
とに由来するという。
 また、もう一つの別名ニシゴリ(錦織木)は、ハイノキ(灰の木)
と同じく、材の灰汁を用いて紫色の媒染剤(染料)に利用したこと
に由来するという。

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