04,8,18   阿蘇野草園

ガ マ(ガマ科)
「蒲」 池や沼、湿地に生える多年草。両性株の植物で、茎の先端に花を
付ける。円柱形をした黄色い雌花の花穂の上に雄花の花穂がある。雌花
の花穂は秋になると綿をほぐしたようにほころびて綿毛のついた種を飛ば
す。
 かってはガマの穂を布団の芯に入れたり、油を浸してロウソクの代用に
したという。別名の「ミスグサ」は葉や茎からすだれやむしろを作ったことか
ら。
 神話「因幡の白ウサギ」で知られる薬効は、穂ではなく花粉にあると言
い、漢方では「蒲黄」(ほおう)という名で火傷の薬に用いられる。(「花おり
おり」)

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