04,9,11   南阿蘇村


06,8,15   南阿蘇村


09,11,5    南阿蘇村

 ヒヨドリジョウゴ(ナス科)
 「鵯上戸」 紅く熟した房なりの実は、有毒ながらヒヨドリの好物と言い、名はそこに
由来する。
 林縁などに生え、他のツル性の植物のように他を覆い尽くほどには繁茂しない。
 葉は互生し、形は変化が大きく、分裂しないものから3裂、5裂するものなどがある。
 茎や葉には柔らかい毛が密生する。
 花は、大きく外に反り返った五枚の白い花弁、たまに紫色の花弁を持つ花もある。
花筒の入り口には緑色の斑紋があり、雄しべは花柱を取り巻く。
 果実は1cm程度の球形で、秋に緑色から朱紅色に熟すし、鮮やかな赤色の実は、
冬枯れの野によく映える。
 この赤い実には毒性がある。その実をヒヨドリが好んで食べるというのはやや疑問だ
が、鳥の多くは、こういった毒性のある実も大丈夫ともいわれる。
 よく似たマルバノホロシは、葉は長楕円形または狭卵形で、先はとがり、鋸歯はなく、
茎や葉の表裏が無毛というところもヒヨドリジョウゴと異なる。

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