09,10,10    高森町


09,7,12   高森町


雄花         09,6,20  高森町


両性花       09,6,29  高森町 

マタタビ(マタタビ科)
  「木天蓼」 夏、葉に白い班があらわれその所在が目立つ。花は白色、
花粉袋は黄色、実は長い楕円形。猫がこの植物を好むのは、マタタビラク
トンという混合成分が猫を恍惚状態にさせるからという。また、 「また旅に
出よう」が名の語源という俗信は誤解で、アイヌ語のマタタンプが語源とい
う。(「花おりおり」)
 マタタビは、開花前の子房に「マタタビアブラムシ」が産卵すると、果実は
虫こぶのようになり、これを木天蓼(もくてんりょう;写真下)と呼び生薬とし
て用いる。また、マタタビの蔓を乾燥したものは天木蔓(てんもくつる)、虫こ
ぶでない実を乾燥したものは天木実(てんもくじつ;写真中)と呼ばれ、それ
ぞれ生薬として用いられる。

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